桁を1つだけ増やした積荷目録
ギュッてしながら寝るにはどうしたらよいのかというのが至上命題である。ギュッてしながら寝る以上に素晴らしいことはおそらくこの世にない。説明が要らない。
ギュッてしながら寝るために,自分にできることとそれ以外を峻別して考えると(ギュッとする相手だった自分ではないからね),僕にとってすべきことは全部,丁寧にというところに行き着く。
ギュッ,には,2人が必要だ。そして,形から見て分かる通りの「相補性」と一緒に,それだけでは分からない「おんなじ向きになること」が必要だ。
相補性にはいろいろあるけれど,ここでは,同じ所が出っ張っていてもそれを受け入れる余地を持っておけば成り立つタイプのやつのことをいう。大人らしさと無邪気さとか,忙中有閑とか,でこぼこでも,なんでもいいのだけど,それはある種の流れでそうなっていく。僕らにはどうしようも出来ないことが多い。どうしようもないということを理解するには,丁寧さがいる。雑にやっていては,どうにかなると思ってしまうことが多いから。
おんなじ向きになる時はパラレルだ。受け容れて,邪魔しない。平行のぴったりも丁寧に。そうすればやっと,足並み揃えることが出来る。夜と週末は特に。
それを2人ですること。こればっかりはなぁ。
ぼくに出来るのは,こちら側で準備できるものは全て整えます,ということくらいだ。
簡単そうに見えて難しいと思うか,困難そうに思えて容易いと感じるか。ぼくは後者が佳いように思います。
必然は必然が作るんだってさ。必然を丁寧に重ねたものを運命という。
頑なに中庸で居続けることもだいぶしんどさを増す今日このごろですが,丁寧に丁寧にと一応の頑張りは続けています。
ここ2年ほど,爛れた生活はもう辞めたいと考えていたところ,望まれることが増えてしまった。一歩前へ。この中庸にしっくりくる何かと出会ってしまったら,カウンターするしかなかったよ。しかないのくり返し。