手帳を贖う

 

 手帳,よう使わん。

 

 覚えておかなきゃいけない用事はさほど多くないし,忘れてしまうようなものはそもそも気にしない。それで大事に至ったことも殆ど無い。2度目の大学生生活が始まってから3年ほどと,就活していた3ヶ月間だけはそこそこ使っていたけれど,振り返るとあってもなくても同じだったし,iPhoneを使い始めてからはそっちがメインになっていた(それも大して使わない)。

 

 それでも,社会人になるにあたって買おうと思う。手帳をだ。

 落とせない用事が増えるからではない。それだったらiPhoneで十分だ。リマインドまでしてくれるんだから。

 そうじゃなくて,僕は,モノを書く作業のための時間を(強制的に)確保するために,手帳を買うんです。手帳を,というよりは,ほぼ日手帳を。手帳に感ける余裕の有無で,自分を観測するために。

 ほぼ日手帳って厳しくないから,毎日書けるとはやはり思えないけど,日々触るだろうことは間違いない。月割週割は最低限として,1日1ページの分量が確保されているところで買うのを決めた。日々に当てられたページで観測する。週割までは完全な実用。(追記:週割はなかったです,買っちゃったけど

 日記として併用できる所が佳い。日記もしかし続いたことねぇなぁ。すぐ辞めちゃうんだよなぁ。飽きっぽすぎる。他に問題がありそうだけどまだ考えないでおこう。やりたいこととか書いていけばいいのかな。

 

 文章を書くこと,そこまで得意でない。昨日書いた「打ち込めない」とか,あるいは具体的な趣味に自信がないとかそういう話。でも日々を整理していかないと,今までみたいに思い出すことの殆ど無い暮らしになってしまう。それはもう辞める。

 不確実性を大好きなままに,楽しみ方を変えようと思う。起こったことまで曖昧にするのはもったいない気がするんだ。おとなになったなぁ。

 

 

 そんで今日,手帳を色々みてまわったのだけど,商品数すごいですね。あんなに売ってて食いっぱぐれる会社とかないのか,もしかして淘汰されてもあれだけの数なのか。すごいすごい。

 あとどう考えてもモレスキンは高い。様々理由を並べ立てるエントリをたくさん見てきたけど,結局ブランドなんだな。そのものにそこまでの価値はない。方眼のあのサイズだったら,いま使ってるLIFEかClairefontaineを使います。それもまあ高いんだけど,納得はできるし。ちゃんちゃん。